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通常あるはずの伝票がない
検査ID 23400 通常あるはずの伝票がない
検査内容等
[繰延税金資産]、[繰延税金負債]について、本年度の伝票がありませんが、よろしいですか?
対処方法
まず税効果会計を採用しているかどうか確認してください。
採用していなければ、それらの科目は使いません。すなわち残高があってはなりませんから、全額を取り崩します。
[繰延税金資産]を取崩す時の相手勘定は、[49598 過年度損益修正損]、[繰延税金負債]を取崩す時の相手勘定は、[29998 過年度損益修正益]になります。
採用していれば、当年度末の[49901 法人税等調整額]を処理します。当然ですが、毎年度末その金額は異なりますから、現在の残高(前年度分)を戻し、新たに当年度分を計上します。
いずれも仕訳の相手科目は、[49901 法人税等調整額]です。
操作方法
その他の参考情報
会計基準注解の(注2)の重要性の原則の適用例(6)に記載の通り重要性が乏しい場合には計上しないことができます。
Q5.7 税効果会計