【仕訳例】
すべての取引が、資金に無関係ですから、[関連なし]で仕訳します。
@掛金累計額を退職給付引当資産とし、同額の退職給付引当金を計上する方法の場合
まず、退職給付引当資産の残高を共済会等の資料の掛金累計額と合わせます。相違がある場合は次の仕訳をします。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
2260 |
退職給付引当資産 |
15,000 |
30160 |
退職給付費用 |
15,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
次に、退職給付引当資産の残高が確定したので、退職給付引当金を同額に合わせます。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
30160 |
退職給付費用 |
500,000 |
4031 |
退職給付引当金 |
500,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
A退職金要支給額を退職給付引当金とし、同額の退職給付引当資産を計上する方法の場合
まず、共済会等の資料の退職金要支給額に達するまで、退職給付引当金を繰り入れます。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
30160 |
退職給付費用 |
490,000 |
4031 |
退職給付引当金 |
490,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
次に、退職給付引当金の残高が確定したので、退職給付引当資産を同額に合わせます。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
2260 |
退職給付引当資産 |
20,000 |
30160 |
退職給付費用 |
20,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
B掛金累計額を退職給付引当資産とし、退職金要支給額を退職給付引当金として計上する方法の場合
まず、退職給付引当資産の残高を共済会等の資料の掛金累計額と合わせます。相違がある場合は次の仕訳をします。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
2260 |
退職給付引当資産 |
15,000 |
30160 |
退職給付費用 |
15,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
次に、共済会等の資料の退職金要支給額に達するまで、退職給付引当金を繰り入れます。
借 方 |
貸 方 |
摘 要 |
30160 |
退職給付費用 |
490,000 |
4031 |
退職給付引当金 |
490,000 |
|
もし、金額がマイナスの場合には、貸借の逆仕訳にしてください。
※[退職給付引当資産]と[退職給付引当金]は、科目の性格が異なりますから、同じ仕訳にしないで、手間でも明確に分けて仕訳することがポイントになります。