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検査ID 45020  新しく導入された会計処理について


検査内容等

[2241 投資有価証券]に関し「償却原価法」の会計処理について説明します。

対処方法

「償却原価法」とは、投資有価証券のうち満期(償還)まで保有する国債等について、購入金額と額面(償還価額=戻ってくる金額)の差額を受取利息として考えて、保有期間にわたり毎年規則的に配分する方法です。
簡単に言うと、買った金額と満期に戻ってくる金額との差額を、満期までの期間に配分する方法です。

【仕訳例】
@平成27年10月1日に額面100万円の国債を、102万円で購入した。満期日は、平成29年9月30日である。
購入時(平成27年10月1日)の仕訳
借     方 貸     方 摘   要
2241 投資有価証券 1,020,000 102 預金 1,020,000 国債を購入

A平成28年3月決算にあたり、半年分5,000円を受取利息に振り替える。
  (102万円−100万円)×6ヶ月/24ヶ月=5,000円)
借     方 貸     方 摘   要
21201 受取利息配当金 5,000 2241 投資有価証券 5,000 償却原価法により受取利息計上

このときの、投資有価証券の帳簿価額は、1,015,000円になります。
なお、受取利息配当金は、通常の仕訳では貸方ですが、この場合借方になります。

B平成29年3月決算にあたり、1年分10,000円を受取利息に振り替える。
  (102万円−100万円)×12ヶ月/24ヶ月=10,000円)
借     方 貸     方 摘   要
21201 受取利息配当金 10,000 2241 投資有価証券 10,000 償却原価法により受取利息計上

このときの、投資有価証券の帳簿価額は、1,005,000円になります。

C平成29年9月30日(満期日)になり、額面1,000,000円で償還された。
  (102万円−100万円)×6ヶ月/24ヶ月=5,000円)
借     方 貸     方 摘   要
102 預金 1,000,000 2241 投資有価証券 1,005,000 国債満期により額面で償還
21201 受取利息配当金 5,000 償却原価法により受取利息計上


操作方法

試算表から伝票を特定し修正する

その他の参考情報