共済会等の資料と一致していない場合の対処
【STEP1】
[4031 退職給付引当金]について、以下の事項を確認してください。
@退職者、異動した者の処理は適切に行われているか?
⇒共済会等からの計算書等に基づいて正しく仕訳がされているかどうか確認してください。
仕訳例については、
検査ID 42110 、
検査ID 42120 、
検査ID 42130 、
検査ID 42140 を参照してください。
A決算において繰入は、行われているか?
⇒期末退職金要支給額に達するまで、退職給付引当金繰入の伝票を起こします。
退職給付引当金を増加させるのであれば[30160 退職給付費用/4031 退職給付引当金]、減少させるのであれば[退職給付引当金/退職給付費用]と仕訳します。
なお、非資金取引なので、[関連なし]にしてください。
退職給付引当金を増やす場合も減らす場合も、借方貸方は異なりますが、同じ勘定科目で仕訳します。
(旧基準の退職給与引当金繰入、戻入は、退職給付費用に統一されました。)
【STEP2】
[4031 退職給付引当金]が一致したら、次に退職給付引当金と同額になるように[2260 退職給付引当資産]を調整する伝票を起こします。
退職給付引当資産を増加させるのであれば[2260 退職給付引当資産/30160 退職給付費用]、減少させるのであれば[30160 退職給付費用/2260 退職給付引当資産]と仕訳します。
なお、非資金取引なので、[関連なし]にしてください。
退職給付引当資産を増やす場合も減らす場合も、借方貸方は異なりますが、同じ勘定科目で仕訳します。
【STEP3】
最後に、BSにおいて、[2260 退職給付引当資産]と[4031 退職給付引当金]が一致していることを確認してください。