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検査ID 43510  この勘定科目の注意事項


検査内容等

[1091 徴収不能引当金]について説明します。

対処方法

年度末の債権(事業未収金等の未収金、貸付金、売掛金、受取手形等)について、将来徴収不能になる可能性が高い金額を合理的に見積もり、当年度の負担(費用)に計上するための資産科目(但し、マイナス)です。
計上額の算定方法は、債権の区分によって2通りあります。両方の合計額が、引当必要額になります。
@個別評価する債権
年度末の回収可能性が低い債権について、それぞれ徴収不能額を見積もります。
A一括評価する債権
年度末の対象債権の総額(@で個別に計上されたものは除く)に、過去3年間の徴収不能実積率をかけて計算するのが一般的です。

仕訳については、検査ID 15300  を参照してください。



操作方法


その他の参考情報

[1091 徴収不能引当金]は、資金ではありません。従って、[支払資金残高=(流動資産−流動負債)]を計算する場合、その流動資産からは除くことになります。

会計基準注解の(注2)の重要性の原則の適用例(3)に記載の通り重要性が乏しい場合には計上しないことができます。

Q4.1.7 引当金について