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検査ID 30868  貸借対照表(BS)金額と固定資産管理台帳の金額が一致しない


検査内容等

期首残高について不一致がありますから、まず最初にBS残高と固定資産管理システムの固定資産管理台帳の期首の金額を合わせます。
期首が、[×,×,×]ですから、取得価額と減価償却累計額の両方に相違の原因があります。

対処方法

例として、次のようなケースが考えられます。

@取得の伝票があるが、固定資産管理システムに登録がされていない。
⇒固定資産管理システムへデータ登録します。
A過年度において、金額を誤った。
⇒固定資産管理台帳に一致するように、取得価額及び減価償却累計額を増加または減少させる伝票を起こします。
取得価額を増やす場合には[固定資産/29998 過年度損益修正益]、減らす場合には[49598 過年度損益修正損/固定資産]にし、非資金取引ですから、[関連なし]にして下さい。減価償却累計額についても同様の伝票になります。

B経理区分や部門に相違がある。
⇒処理している経理区分や部門が一致していることを確認してください。不一致であれば、正しい方に訂正します。

【修正後に実施すること】

期首を一致させたら、次に期中取引を修正します。期中取引の修正については、検査ID 30166 を参照してください。

操作方法

試算表から伝票を特定し修正する
減価償却伝票を発行する
減価償却伝票を削除する
固定資産管理システムへデータ登録する
固定資産管理システムのデータを修正する
取得の仕訳伝票を自動発行する
除売却の仕訳伝票を自動発行する
貸借対照表を印刷する
固定資産管理台帳を印刷する

その他の参考情報

固定資産管理台帳等の見方については、検査ID 31010  をご参照ください。